落ち着きたいのは犬のほう
お散歩時のリードをあえて少したるませると、相棒ニックはフッと我に返る。
お散歩中、正面からこちらへ向かって歩いてくる人や、ベンチに座っている人、ベビーカーを押して来る人等に、ちょっと警戒し始める様子を見てとれた時に、あえて、ゆるめる。
はっきり言って勇気がいる。
勇気というか、う~ん何だろう…信じる勇気とでもいうのかな。
むかしならここでリードを張って「ダメよ」とたしなめていた私。
今はその真逆!
まったくの逆のことをしているのに、落ち着きを取り戻している様子のニックを見ていると、つくづく「吠えさせるような合図を送っていた事になってたその要因は自分だった」と感じる。
リードを引っ張り返さずに、緩めた時、ニックは四本の足をしっかり地につけて、その姿に余分な力が入っている様子は感じられない。
興奮から落ち着きを取り戻しているニックは、私の声がしっかり耳に届いている感じがする。
いいコね🍀と囁くと「でしょ?!」とでも言うかのように耳だけピョコっとこちらに傾ける。
スゴいじゃ~ん♪
「帰ったら体重測定して、おやつでお勉強しましょうね~🍀」と話すと、しっぽをブンブン振る。
おやつ(名前を呼んでおやつ)やオモチャで遊んだりブラッシングしたり、要はどっぷりニックと遊ぶ時間のことを、ニックと私のふたりの間では「お勉強」と呼んでいる。
この言葉をいうとニックはしっぽをブンブンしながらウキウキしだす。
ニックと私の間でのこういった"ウキウキワード"なるものは「お勉強」の他にもまだいくつかある。
そういう共通ワードみたいなものは、いざという時にも何とか落ち着きを取り戻すきっかけになるんじゃないかなぁと思う。
ランキングに参加しています。
気が向いたらポチしていただけると励みになります🍀
にほんブログ村